液晶テレビ(東芝レグザ)のリモコン(型番:CT-90320A)のボタンが反応しない。
思いっきりボタンを押すと反応する時もあるが、非常に不便だ。
こんな時は、ほとんどの場合は、リモコン内の基盤の「ボタンが押された事を感知するセンサーの部分」が汚れていてるのが原因。
なので分解・洗浄して修理します。
リモコン分解
分解前の状態
これを分解していきます。
まず、電池を取り外します。
このリモコン(型番:CT-90320A)はリモコンを分解するためのネジが無いので、周囲のプラスチックのツメを外すだけで分解できます。
まず横の溝の部分に「ツメ外しツール」又は精密ドライバーのマイナスなどを突っ込み、そこから上下にずらしてツメを外していきます。(※傷を付けないようにツメ外し用の三角オープナーを利用するのがベストです。)
ボタン部分と基盤部分に分かれました。
基盤部分を見ると、ベタベタした液体のようなもので汚れています。このせいでボタンが反応しなくなったり、感度が悪くなっていたのだと思われます。
更に分解します。
水で洗浄できるパーツと、基盤を分けます。
【水洗いできるパーツ】
【基盤】
洗浄
基盤の洗浄
基盤はイソプロピルアルコール(IPA)で洗浄します。
※基盤洗浄は無水アルコールでももちろんOKですが、私は価格が安いイソプロピルアルコール(IPA)いつも利用しています。
イソプロピルアルコール(IPA)をたっぷりと吹きかけて綿棒で優しく洗浄します。(これを何度か繰り返します。)※イソプロピルアルコール(IPA)はニオイがキツイので野外で行いましょう。
洗浄が完了したら陰干しして乾かします。
乾きました。
指紋一つ無い綺麗な基盤になりました。
他のパーツの水洗い
水洗いできるパーツを水洗いします。
リモコンボタンの溝の部分は汚れが取れにくいので、使っていないハブラシ等でやさしく洗浄しましょう。
乾燥させます。
組み立て
洗浄した部品が完全に乾燥したら、分解した逆の手順で組み立てていきます。
まず、ボタン部分と基盤部分を完成させてから、双方を合わせてツメをかませます。
ツメがカチッと噛み合ったら外しておいた電池を入れます。
リモコンの分解・洗浄と、その後の組み立てが全て完了です。
動作確認
最後に実際にリモコンを利用してみて動作確認をし、問題無ければ修理完了です。(※このリモコンは完全に復活しました。)
リモコンの分解洗浄の方法は、どのメーカーでもどんな機器でもほとんど同じです。
基盤のセンサーの部分を洗浄すれば、かなりの高確率でリモコンのボタン感度が新品のように復活するので試してみてください。
以上で解決です。