オプションのモジュール「intl」をインストールする【WordPress】

オプションのモジュール「intl」をインストールする【WordPress】 WordPress

WordPressのサイトヘルス画面のおすすめの改善にて、「1つ以上の推奨モジュールが存在しません」と言う項目があり、「オプションのモジュール intl がインストールされていないか、無効化されています。」と表示されている。

早速対策します。

※動作確認環境
CentOS Linux 7.9

オプションのモジュール「intl」とは?

PHPマニュアルによると、以下のように解説されています。

国際化用拡張モジュール (これ以降では Intl と略します) は » ICU ライブラリのラッパーです。 PHP プログラマが、ロケール関連のさまざまな操作を行えるようにします。 フォーマット、音訳、エンコード変換、カレンダーの処理、 » UCA 準拠の照合順序 (collation)、 テキストの区切り、ロケール識別子やタイムゾーンや書記素を用いた操作などが可能です。

引用元: https://www.php.net/manual/ja/intro.intl.php

説明を読むと、「intl」という国際化用拡張モジュールを導入することにより、世界各国のロケール(国や地域によって変わる言語、日付や時刻、通貨単位などの設定情報)に関連するさまざまな操作が行えるようになるそうです。

「intl」のインストール

早速、「intl」をインストールしていきます。

サーバーにSSHで接続し、まず、epel-releaseのアップデートを確認します。

現在利用しているPHPのバージョンを確認します。

PHPのバージョンは7.4系なので、remiのリポジトリを確認します。

※ここで「remi-php74.repo」が無い場合は、以下のコマンドでリポジトリをインストールしておきます。

PHP7.4用のリポジトリ「remi-php74.repo」から、PHP7.4用の「php-intl」をインストールします。(※依存関係を解決するため、epelリポジトリも許可しておきます。)

以上でオプションのモジュール「intl」のインストールは完了です。

WEBサーバー再起動

WEBサーバーを再起動してPHP関連パッケージの変更を反映させます。

【Apacheの場合】

【Nginxの場合】

動作確認

WordPressメニューの「ツール」⇒「サイトヘルス」とクリックし、サイトヘルス画面を確認します。

【対策前】

オプションのモジュール「intl」のインストール前

【対策後】

オプションのモジュール「intl」のインストール後のサイトステータス

サイトヘルス画面のステータスが、「すばらしい ! すべて問題なく動作中です。」になりました。

以上で解決です。