アプリとソフトは違うのか?
誰でも気になる素朴な疑問ですが、わかりやすく単純明快に解説します。
アプリとは?
アプリとは「アプリケーションソフトウェア(application software)」の略です。
アプリケーションソフトウェアとは?
アプリケーションソフトウェアとは、OS(オペレーティングシステム)の上で動くプログラムのことです。
Appとは?
単なる、アプリケーションソフトウェア(application software)の略です。
OSとは?
OS(オペレーティングシステム)とは、コンピュータを制御(オペレーション)する基本プログラムのことです。
Windows、macOS、Android、iOS、Fedora、Ubuntu、RHEL、CentOSなどがOSです。
ソフトとは?
ソフトとは「ソフトウェア(software)」の略です。
ソフトウェアとは?
ソフトウェアとは何らかの処理や制御を行うコンピュータ・プログラムのことを言います。
つまり、ソフトウェアにはOSも含まれます。
OSだけでなく、ミドルウェアやファームフェア、もちろん「アプリ」もソフトウェアに含まれます。
ミドルウェアとは?
アプリとOSの中間で特定の機能を提供するソフトウェアです。
WebサーバーのApacheやNginx、データベースサーバーのMySQLやMariaDB、アプリケーションサーバーのTomcatやUnicornなどのことです。
ファームフェアとは?
ハードウェアを制御するために、既にハードウェア内に組み込まれているソフトウェアです。
結論
【アプリとソフトは厳密に言うと同じではない。】
理由:OSに依存せず、DVDやUSBメモリからPCをブートするような「ソフトウェア」は、「アプリ」とは呼びません。よってアプリとソフト(ソフトウェア)は違います。
例えば、よく使われる「フリーソフト(無料のソフトウェア)」と「無料アプリ(無料のアプリケーション)」は厳密に言うと違うという事になります。
まとめ
- アプリはOSの上で動くプログラム
- ソフトもプログラムだが、それにはOSやミドルウェア、ファームフェア、もちろんアプリも含まれる
- アプリはソフト(ソフトウェア)だが、ソフトはアプリとは限らない
- アプリとソフトは、世間ではほぼ同じ意味で使われているが、厳密に言うと違う
スマホやPCをプライベートで利用するような日常の場では、アプリとソフトは同じような意味で使ってもほぼ問題はありません。
しかし、専門的な話をするような場では、「ソフト」や「ソフトウェア」と呼ぶのは問題無いが、「アプリ」や「アプリケーション」と呼ぶとおかしいケースが存在しますので、厳密な違いを知っていると何時如何なる場でも間違いが無く安心です。
以上で解決です。