PHPを7.3から7.4にアップグレードする手順(CentOS 7)

PHPを7.3から7.4にアップグレードする手順(CentOS 7) サーバー

WordPressのサイトヘルスステータス画面のおすすめの改善の部分に、「サイトが古いバージョンの PHP (7.3.13) を実行しています」と表示されている。

サイトヘルスステータス画面の「サイトが古いバージョンの PHPを実行しています」表示

しばらく気になっていたのでサイトの高速化も兼ねてPHPを7.3から7.4にアップグレードします。

その際の手順です。

※動作確認環境
CentOS Linux 7.8

PHP 7.4へのアップグレード

現在のPHPの情報を確認

現在のPHPのバージョンを確認します。

現在のインストール済みのPHP関連パッケージを確認します。

php.iniを確認します。

でphp.iniを検索し、自分で変更を加えたphp.iniがあるようならバックアップしておきます。

現在のPHPを削除

すべてのPHP関連パッケージを削除します。

PHP7.4をインストール

epel-releaseのアップデートを確認します。

remiのリポジトリを確認します。

※ここで「remi-php74.repo」が無い場合は

でリポジトリをインストールしましょう。

PHP7.4用のリポジトリ「remi-php74.repo」からPHP7.4関連を一気にインストールします。(※依存関係を解決するため、epelリポジトリも許可しておきます。)

PHPのバージョンを確認します。

バージョンがPHP7.4へ変わっています。

WEBサーバー再起動

※Apacheの場合

※Nginxの場合

以上でPHP7.3からPHP7.4へのアップグレードは完了です。

動作確認

phpinfoで確認

ドキュメントルート以下にテスト用のphpファイルを作成し、

と書き込んでブラウザで表示して正常動作を確認しましょう。

WrodPressサイトを開いて確認

念のため、WordPressで作成しているサイトを開いて、エラーや不具合が起きていないかチェックしましょう。

更新があまりされていないWordPressプラグインやテーマを利用している場合は念入りにチェックしましょう。

当方では、現在「Cocoon」というテーマを利用させてもらっているのですが、PHP7.3からPHP7.4にアップグレードしても何も不具合はありませんでした。

利用しているプラグイン等でもエラーや不具合は無く、すんなりPHP7.4にアップグレードできました。

ちなみに前回、PHP7.2からPHP7.3へのアップグレードをした際は、一部のプラグイン「Crayon Syntax Highlighter」で重大なエラーが発生しました。以下がその対策の記事です。

WordPressのサイトヘルスステータス画面の確認

WordPressにログインし、ダッシュボードから「サイトヘルス画面」を開きます。

PHP7.4へアップグレード後のサイトヘルスステータス画面

おすすめの改善の部分にあった、「サイトが古いバージョンの PHP (7.3.13) を実行しています」という表示が消えています。

【2021/07/04追記】

おすすめの改善の部分の「1つ以上の推奨モジュールが存在していません」という表示が気になる場合は、当ブログの以下の記事を参考にしてください。

以上で解決です。

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